昨今の起業ブームで起業はとても身近になりました。地方でも起業家コンテストが増えたり、国からの助成金や補助金も拡大しています。そのような中で起業での失敗が軽視されてきているのではないでしょうか。長年勤めた会社を辞めて、新しいことにチャレンジする。立ち上げは難しいのはもちろんのことですが、一度全ての立場や収入を手放すことのリスクは大きいものです。今回は起業する前だからこそ読みたい、「本当にあった起業の失敗」を元にどうすれば失敗せずに成功できたのかを解説します。
積み重なる初期投資によって短命に終えた起業
退職金を得て資本金を1,000万円で大好きなカフェを始めようとしたAさん。起業を始めるという宣言をするとやはりその噂はすぐに広まります。SNSでも宣言すると周りの人からの応援メッセージは勿論のこと、色んな人を紹介するよとみんなが応援してくれます。
それなりの歳で起業をするということは資本を持っていることを意味します。そこを目当てに多くの人が目をつけました。紹介を受けた人には、初めから予算を目当てにアポイントメントをとる人も少なくありません。
Aさんもせっかくお店を開業するからには、気合を入れて内装を整えようとします。内装屋は開業するからには細部にこだわった店作りを提案します。Aさんもその気にさせつつ、予算を少し上回る見積もりを提案します。内装屋はやはりプロなので上手にAさんを説得します
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