右手前が塚口氏。The Ritz-Carlton, Moscowにて
ファンドマネージャー(FM)は、投資家の資産を預かり管理しながらそれを上手く増やし運用する仕事である。資産運用を委託され、投資のプロとして業務を行うことは決して簡単ではない。国際金融市場にも精通し情報と分析を兼ね備えていなければ一流とはいえない。
『トランプ・シフト』(朝日新聞出版)の著者である、塚口直史(以下、塚口氏)は、ファンドマネージャーとして世界第3位の運用実績をあげた実力をもつ(ファンド評価会社バークレイヘッジ社、2015年度グローバルマクロ戦略部門)。また同年、ロシア国内での運用成績でも1位を記録している(ロシアヘッジファンドインダストリー 国際部門)。
リーマン・ショックを含む世界金融危機、ギリシャ・ショックなど、世界が揺れ、ほかの投資家が軒並みマイナスの成績となるなか、驚異的なリターンをあげる塚口氏が、今後の債券市場を分析する。今回はその一部を紹介したい。
■階級闘争経済のはじまり
――2016年11月、ドナルド・トランプ大統領が誕生した。何故、当初泡沫候補であったトランプ氏が、クリントン氏に勝利することができたのだろうか。これについて、塚口氏は「貧富の格差が拡大している中での貧の側、怒れる層への両候補の心情的距離感の差」があったと主張している。
「トランプ氏の言動や行動は、粗野と言われながらも、
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トランプ・シフト!現役FMが今後の債券市場を分析
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