今年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』がはじまった。
この大河の主役は井伊直虎。実在していたことは確かだろうが、史的資料のほとんどないこの直虎をどう描くかは、製作陣もとってもむずかしいところだったにちがいない。普通だったら、大河の主人公に据えるのには躊躇したはずだ。それに加えて、昨年の『真田丸』とストーリーのかなりがかぶる。
だが1月15日の第2回の放送までを見たところ、その不安はなくなったといってよい。ドラマとして面白いのである。このドラマが、史実とどのくらい乖離しているのか、決定的なことは誰にもわからないだろうが、浜名湖の奥、井伊谷(イイノヤ)の一族は、いったいこれからどうなっていくのであろうか。そんなワクワクを脚本と俳優がしっかと支えている。
俳優、脚本ともスターシステムではなく、アンサンブルのドラマである。脚本家は複数の演出担当とも、もちろん突っ込んだ摺合せをしたと思われるが、芝居のさせ方が、役によっても、また場面によってもさまざまなのである。これも工夫の一つなのだろう。
たとえば前田吟。この人が出てくるところは、いささか石井ふく子+橋田壽賀子風の味付けが顔を出す。平たく言うとNHK大河が、瞬間TBS東芝日曜劇場化するのであるが、同じ前田吟でかつ同じNHKでも、『マッサン』(2014-2015)の出演では(相手役が泉ピン子であってさえ)そこまでの演技はしていなかったから
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『おんな城主 直虎』と狂言と鼓と国衆と
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