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トランプのポピュリズムと日本のパターナリズム

経済ニュース

トランプの記者会見は予想以上に支離滅裂だったが、娯楽としてはおもしろい。これを見ていて、彼のポピュリズムは日本のパターナリズムと対角線上の位置になっていることに気づいた。
彼のポピュリズムが「立憲主義なきデモクラシー」だとすれば、日本の役所のパターナリズムは、国民に対して説明責任を負わないデモクラシーなき徳治主義である。Paternalismは温情主義とも家父長主義とも訳すが、語源はラテン語のpater(父)なので、「父権主義」ぐらいが妥当なところか。
日本では天皇は「万世一系」の超越的存在なので、その正統性は問われない。その元祖は中国で、ここでは「選挙」とは科挙のことだ。官僚の正統性の根拠は無知蒙昧な大衆に選ばれたことではなく、皇帝に選ばれたことだった。では皇帝の正統性は何だろうか。それが暴力による「革命」だとすると、それは暴力団と変わらない。
日本ではそういう革命がなかったので、「天皇の官吏」である官僚の正統性の根拠は、民の生活を思いやる天皇の温情だった。その典型が浜田宏一氏のコラムだ。
In the fourth century, Japan’s emperor looked out from a small mountain near his palace and noticed that something was missing: smoke rising from

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