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英国のハードブレグジット(英国がEUから完全に離脱する強硬路線)・リスクはあるのか

英国のメイ首相は8日、今年初のテレビインタビューで、英国のEU離脱は「正しい関係を得るものであって、メンバーシップを少し残すことではない」と強調した。「われわれは離脱する。EU加盟国ではもはやなくなる。英国が離脱した際にEUとどのような適切な関係を持つかが問題だ」と述べた(ブルームバーグ)
このメイ首相の発言が、移民抑制などを優先し、単一市場からの離脱もいとわないハードブレグジットを示唆したと受け止められ、9日の外為市場でポンドはドルなどに対して大きく下落した。
これを受けてかメイ首相は9日に、従来からの自身の立場を誤って伝えたとしてメディアを批判、単一市場からの離脱は不可避ではないとし、投資家の懸念払しょくに努めたそうである(ロイター)。
たしかに9日の欧州市場での動きをみると外為市場でポンドは下落していたが、ポンド安を「好感」し、ロンドン株式市場ではストックス欧州600指数はザラ場中の最高値を更新し、10日続伸となっていた。また、英国債も「リスク回避」の動きを示し、10年債利回りは6日の1.38%から9日は1.33%に低下(価格は上昇)している。
これは昨年6月の英国の国民投票において、EU離脱決定を受けた際の動きと同様である。通貨のポンドは売られても、英国の株や国債はむしろ買われており、英国売りといった状況とはなっていない。
とはいうものの英国がブレグジットの決定をしてしまっ

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