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ポピュリズムは英国保守主義の最初の仮想敵である

前回記事では「ポピュリズム」という語がリベラル左派によって如何に乱用されているかを概説したので、今回はそれに引き続き西欧において「保守主義」が本来の「ポピュリズム」に対するアンチテーゼとして成立したということ、及びそこから現代の保守主義にとってポピュリズムとは何かを提示したい。
ポピュリズムに抵抗することこそが英国流保守主義の原点
民主主義の絶対性を肯定する際によく援用されるのはルソーの政治思想であるが、そのルソーの政治思想に大きな影響を受けたと言われる「フランス革命」は、当時の多くの知識人にとって「理性の輝き」であると同時に、一部にはそれを「民主主義の陥穽」の露呈と見る者もいた。
今日の英国保守主義の原点と言われるエドマンド・バークは、特に天賦人権論という「理論」に基づいて大規模に大衆を動員し、本来許されるべきではない貴族の虐殺を事実上正当化していた「フランス革命」という動きを批判的に見ていた。
その際バークは単に感情的に批判するのではなく理論的に「自由権」の根拠を天賦人権論や「理性」以外のものに見出すことで反駁しようとしたのであるが、そこでバークが着眼したのが「相続されるもの」としての「伝統」である。
バークによれば、「権利」というのはまず何らかの形で「獲得」されるのだが、その獲得された権利を「相続」することで我々は権利を「生まれながらにして」得ることができるのであり、神によっ

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