ニューヨークのUruは、ビデオのパブリッシャーに新しい収益源を提供する。一見ふつうに見えるビデオの画面中の、何かの表面(たとえば料理ビデオではキッチンの背後のキャビネット)に、スポンサーのロゴや宣伝のためのアートが貼り付いている。
そんなのいやだわ、と言う人もいると思うけど、ビデオがコマーシャルで頻繁に寸断されるのと、どっちがいいかな。Uruの協同ファウンダーでCEOのBill Marinoは、通常のコマーシャルよりはビデオとの相性が良い、と主張する。とくにこれから普及していく拡張現実や仮想現実で本領を発揮するだろう、従来のどんな形の広告よりも良い、と。
“ARやVRの普及とともに、これからはますます、没入的なメディアの時代になるから、それらをコマーシャルで中断する広告形式が本当に良い方法か、企業は真剣に考えてみる必要がある。コンテンツを妨害せず、むしろコンテンツとよくなじみ、よく調和する広告形式が良いに決まっているではないか”、とMarinoは主張する。
最初からスポンサー付きで作られたビデオ作品には、広告とコンテンツの自然な融合が最近はときどき見られるが、Marinoに言わせると、そんな個別的なやり方にはスケーラビリティがない。クリエイターは毎回アドバタイザーと広告の方式について直接協議し、ひとつひとつ新しいビデオを制作しなければならない。
Uruによる
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