国民的エンターテイナーとして人気の堺正章。その父・堺駿二もまた、250本もの映画に出演した喜劇役者だった。主役の引き立て役をまっとうしつつ、それでいて自身の存在感をしっかり残して消えていく名バイプレイヤーぶりが買われ、東映、大映、松竹からひっぱりだこ。役者は特定の配給会社の専属だった時代にあって、異色の存在だった。とりわけその「八方美人」ぶりの真骨頂は、2大スター・市川右太衛門と片岡千恵蔵が火花を散らしていた、東映での立ち回り。どちらの主演映画にも共演できた唯一の存在が堺駿二だったのだ。本稿は、堺 正章『最高の二番手』(飛鳥新社)の一部を抜粋・編集したものです。
Source: ダイアモンドIT
バチバチの2大スターから信頼された、堺正章の父「最高の2番手」の美学とは? – ニュースな本
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