住宅・建築業界はサーキュラーエコノミーへの移行をどのように実現するのか?:千葉利宏
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TOPは「241204積水ハウスHouse to House概念図」 積水ハウスは12月4日、住宅におけるサーキュラーエコノミー(循環経済)移行を目指し、「家がまた誰かの家に生まれ変わる『循環する家』Circular Design from House to House」を、2050年を目標に実現することを宣言した。 このニュースは日本経済新聞の電子版には出ていたが、5日付け紙面には掲載されていなかった。記者会見には筆者も出席したが、どのようにして「House to House」を実現するのかをイメージできず、ニュース価値を判断できなかった。日経の記者も同様だったのかもしれない。いずれにしても積水ハウスは25年先を目指して、住宅業界では初めて、サーキュラーエコノミーへの移行を宣言したわけだ。 日本では1991年に「リサイクル法」が制定されて循環経済の取り組みが本格的にスタート。1999年に「循環型社会形成推進基本法」が成立し、3R(Reduce=ごみ発生の抑制、Reuse=部材などの再利用、Recycle=廃棄物などの再利用)へと進化してきた。これに「Renewable=再生可能な資源の利用」を加えて、2020年に経済産業省が「循環経済ビジョン2020」を打ち出し、サーキュラーエコノミーへの移行が始まった。果たして住宅・建築分野においてサーキュラーエコノミーへの移行をどのように実現
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