D2Cの旅行カバンの多くは、ファンキーなパターンとパステルカラーでミレニアル世代とZ世代にアピールしている。しかしカルパック(Calpak)は、別のアプローチのマーケティングを採用している。
これまで、カルパックのソーシャル投稿には、主に若い買い物客やインフルエンサーが同社の製品を学校、ビーチ、ピックルボールのコート、ジムで使用している姿が映っていた。今後、同ブランドはキャンペーンやマーケティング資料にあらゆる年齢層の人々を登場させる方向で、広告費を投入するという。
新キャンペーンで世代を超えたブランド戦略を強化
カルパックのマーケティング担当バイスプレジデントのジーニー・シン氏は、同社の顧客のほとんどはミレニアル世代だが、祖父母、親、子ども、友だちのために購入したいというニーズが増えているため、そのニーズを反映したいのだと語った。この戦略の転換は、同ブランドがさらに幅広く認知され、あらゆる世代、あらゆる性別のためのブランドという地位を確立しようとしているなかで起きたことでもある。
「当社のコア顧客層は25歳から35歳だが、25歳から35歳の人々にどう語りかけるべきか」シン氏はそう語る。「彼らが望むものや、彼らのためのものについて語るだけではいけない」。むしろ、カルパックのミレニアル世代の顧
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