「5日の後場、ホンダの株価が急伸し、一時11.3%高の1,544円まで上昇した。日本経済新聞電子版によると、日産自動車がホンダとの経営統合に向けた基本合意書を撤回する方針を固めたという。この報道が出た直後の株価の動きを見る限り、市場はホンダにとってのプラス材料と受け止めたようだ。」日産にとって経営統合は起死回生の一手になり得たはずだが、結局のところホンダと並ぶ土俵に乗ることすら難しい状況だったのかもしれない。仮にこの交渉が再び進展するとしても、「経営陣総退陣」「ホンダに何をされても文句は言わない」レベルの譲歩がなければ、ホンダ側にとって交渉のテーブルに着くメリットは見出せないだろう。市場が評価したのは、ホンダの「独自路線を貫ける安心感」か、それとも「日産との交渉リスクの排除」か。いずれにせよ、今回の株価の動きは、日本の自動車業界における両社の立場がはっきり出ている。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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