プログラマティックバイイングの大黒柱として、Amazonのアドテクに目を向ける広告主が増えている。その目線の先にあるのは、Amazonのメディアプロパティだけではない、より広範なWeb全体に広がる広告だ。
Amazon Adsのバイスプレジデントであるケリー・マックリーン氏によれば、その理由はいたってシンプルだ。「Amazon DSPは広告主の主要なDSP(デマンドサイドプラットフォーム)として利用されるようになりつつある」。
裏付けとなる確かなデータこそないものの、同氏の主張は過去1年間の事例証拠の増加と見事に一致している。かつては商品リストを後押しするための手段のひとつとしてしかみなされていなかったAmazonのDSPだが、いまではそれが多用途型の広告購入プラットフォームへと進化し、GoogleのDV360やトレード・デスク(The Trade Desk:以下、TTD)といった強大な競合を相手に、マーケットシェアを争うまでになったのだ。
マインドグルーブマカータ(MindgruveMacarta)のプレジデント兼最高戦略責任者であるスティーブン・タイラー・レーガン氏は、「AmazonはGoogleやTTDからバジェットシェアを奪いつつある。その武器は、特に標準的なオーディエンスやリマーケティングオーディエンスに対す
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