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監査の役割(内部統制について)その3

  (循環取引による不正経理) 循環取引とは、A社→B社→C社→A社 と同じような架空取引をして、各社の売上を水増しする不正経理である。全く同額だとすぐばれるので少しずつ付加価値を上乗せするので、多少利益は動くが、主目的は売上増である。経営計画の達成のために期末近くに行われるケースが多い。  単純なのはAからC社まで、全てD親会社の100%子会社であるケースである。 親会社の企画部の子会社業績管理が厳しく、売上未達成だと各社の業績評価が悪くなる。賞与の査定・今後の昇進にも影響する。そこで、仲良しのAからC社が社長も含めて談合し、循環取引を3月に実施する。3社共に売上を達成し、親会社企画部長から褒められる。さてすべて丸く収まるか。これは、最も稚拙な不正経理ですぐばれます。どんなに書類を繕って、資金を動かしても、不自然さが見え見えで、監査法人の若手社員の期末監査チェックで引っ掛かります。本社の経理部の担当でもこれくらいは簡単に見つける能力は有りますが、決算作業で忙しく余裕がありません、一方、監査法人では、関係会社取引は期末監査の重点項目ですから、若手の先生が面倒くさいなあと思いながらも取引チェックをすると、循環取引が浮き上がってきます。関係会社取引は数が多いので全数チェックはしないけれど、期末近くの取引を重点的にチェックするから判明します。監査法人の地道なチェックが役に立つのです。発覚

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