競争の厳しい市場に身を置いている企業にすれば、自社と他社のポジションを体系的に分析するツールが喉から手が出るほどほしいはずだ。その一つの方法が、価格と便益の関係を時間軸に沿って追跡することである。ところが、顧客が受け入れる価格を決定づけている便益は何か、これを正しく理解している顧客も企業もほとんどないという。本稿で紹介する「価格/便益ポジショニング・マップ」を使えば、価格と便益の関係に基づいてポジショニング戦略を立案できる。このツールは、自動車、先端素材、人工甘味料、携帯電話、レストラン、小売業、タービン、タイヤ、オートバイ、船舶など、30を超える業界ですでに導入されている。
Source: ハーバード
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