筆者はかつて、東京都の外郭団体などから、実際に起業した経験者であり、また専門的な知見を持つ実務経営者として、創業セミナーや起業塾の講師を数多く依頼されました。そのなかである日、約一〇〇名の社会人受講生を前に、与えられたテーマ「創業のための基礎知識と事業計画」について講義をさせて頂いた折の話です。 これはいつものことですが、冒頭に「この会場の皆さんが当起業塾への受講動機である、ご自身の起業に対する思いや考えはどのようなことでしょうか?」と質問してみました。 この質問の狙いは、講師の筆者がセミナー参加の方の意識やレベルをリサーチし、それにベクトルを合わせて理解や納得を得られる講義内容にしたいとの思いからでした。 その結果は、セミナー参加者の多くは独立・起業したい思いはあるが、・起業の全体像を理解し得てはいない・事業や商売をすることとはどのようなことなのかが、よくわかっていない・とりあえず、今のままの自分ではいけないという思いや、もっと自分らしい生き方をしたいとの思いから参加している・同時にまた、もし起業して失敗したらとの恐れを感じているが、今の自分では後悔するのではないかと感じている などでした。指名した人で意見を伺った約七割が三十代の若い方々でした。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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