パブリッシャーと AI 企業間の主要取引のタイムライン【2024年振り返り】
記事のポイント
2024年はパブリッシャーとAI企業が繋がる年に。タイムラインを振り返る
主要AI企業はオープンAI、パープレキシティ、マイクロソフト
日本からはミンカブ・ジ・インフォノイドとNewsPicksがパープレキシティの収益分配プログラムに参加
2024年は多くのパブリッシャーがAI企業に対して正式な立場を取り、その多くが両者間の取引に繋がった年だった。
この波は、2023年7月にAP通信とオープンAI(OpenAI)のあいだで締結された契約によって最初に始まり、その後、OpenAIとポリティコ(Politico)、ビジネス・インサイダー(Business Insider)、アクセル・シュプリンガー(Axel Springer SE)とのあいだで別の契約が続いた。
こうした契約は通常、コンテンツライセンス契約であり、パブリッシャーはAI企業が自社のコンテンツを使用して大規模な言語モデル(多くの場合、有料コンテンツを含む)をトレーニングすることを許可する。その見返りとしてパブリッシャーは、AI企業のチャットボットや検索プラットフォームに表示されるコンテンツの帰属権を得るほか、AIを活用した製品や機能を構築するためにパブリッシャーが使用できるテクノロジーへのアクセスも得られる。
AI企業とまだ大型契約を結んでいない大手パブリッシャーはどこだろうか。一方で多く
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