売上げ、利益過去最高もM&A決断 大信物流輸送
昨年、新潟運輸の100%子会社に 大信物流輸送㈱(長谷川政明社長、大阪府枚方市)は 売り上げで取り扱い事業が95%、実運送が5%で、取扱事業を中心に事業展開する。支店を3つ持ち事業を拡大させてきたが、昨年4月にM&Aにより新潟運輸の100%子会社となり新たなスタートを切っている。 同社は昭和56年に大阪府摂津(せっつ)市で小林尚美氏(現相談役)が創業した。その半年後に長谷川社長が加わった。2人とも新潟県出身で地元の大手運送会社の大阪支店で勤務していた。当時35歳と23歳。 長谷川社長は18歳で大手運送会社に入社し、大阪支店に配属。上司が小林氏だった。荷主企業の後押しもあり小林氏は独立。その5年後、摂津から枚方(ひらかた)へ移転した。 新潟から関西へ、東北から関西へ、北陸から関西へと降雪地域から関西へ来るトラックに帰りの荷物をあっせんし、事業を拡大していった。 移転して取扱事業者としては珍しく自社土地に2階建て鉄筋コンクリート造りの事務所を建てた。それから5年後、現在の3階建ての事務所を新築した。これは、「建物も信用のうち。職場環境も大切」という小林相談役の強い思いからだった。 旅行業も手掛け、チャレンジ精神を忘れず事業を展開。協力会社を自社便のように扱い、配車拠点を全国に13拠点構え、80人の配車スタッフを置くまでになった。全社員は130人。トラックも25台持ち、右肩上がりに成長さ
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