米DIGIDAY編集長が捉えた デジタルメディア 業界の潮流とは【海外メディア人が語る収益戦略】
記事のポイント
GoogleのCookie廃止延期が業界全体に計画見直しを迫り、パブリッシャーも影響を受けた。
メディアビジネスにおいて、広告、サブスクリプション、イベントの収益源のバランスが重要。
若い世代への対応とプライバシー保護が喫緊の企業の課題といえる。
現代のパブリッシャーにとって、持続可能なビジネスモデルを構築することは至難の道なのだろうか――。
特にデジタルパブリッシャーの多くは、ソーシャルメディアのエコシステムに依存しつつ事業を成り立たせてきたが、プラットフォーム側がユーザーの囲い込みを加速させたことで、コンテンツの拡散力は急速に低下。広告収益に依存したマネタイズモデル、そしてコンテンツデリバリーの両輪は、一瞬にして崩壊の危機に晒されることとなった。さらに、チャネルの多様化とオーディエンスの複雑化するコンテンツ消費行動が、デジタル時代のコンテンツデリバリーにおける困難さをますます際立たせている。
そうした市場環境のなか、Digiday Japanは、米国および欧州の大手パブリッシャー幹部や著名なメディア関係者10人に話を聞く機会を得た。メディア企業の持続可能な収益モデルや、メディアとAIの共存に関する彼らの見解とは?
本稿では、米DIGIDAYの編集長、ジム・クーパー氏のコメントを紹介する。[続きを読む]
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