アイルランドの量販店、プライマーク(Primark)は、従来の広告とデジタル広告の力を借りて、米国での事業構築を狙っている。
11月、アパレルと家庭用品を扱うプライマークは、ビルボードや地下鉄の広告、TikTok動画などの媒体を使って米国で初めてのブランドキャンペーンを実施した。現在、同社はトップオブファネルマーケティングに焦点を当てたキャンペーンを来年4月に計画している。その間プライマークは、H&MやZARAといった競合他社がひしめく市場でブランドの魅力を伝えることができるインフルエンサーのラインナップを拡充する。
1969年にペニーズ(Penneys)というブランドとしてダブリンに誕生したプライマークは、この10年でゆっくりと米国でのビジネスを構築してきた。2015年にボストンに米国1号店をオープン、その後シカゴ、ニューヨーク、フィラデルフィアなどの市場に拡大している。
2024年、プライマークはフロリダに配送センターを開設するなど、米国での拠点の拡大に9000万ドル(約139億3340万円)を投じた。
10月、プライマークはペンステーションの近くにニューヨークの旗艦店を計画中であると発表、12月には米国で29店舗目となる店舗をテキサス州にオープンしている。プライマークは2026年末までに米国内に60店舗を展開す
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