「進化した顧客志向」。社会との接点にフロンティアがある
「生活者ニーズはもう開拓しつくされている」
「差別化しようとすると、“差別化のための差別化”に陥ってしまいそう」
「人々の心のツボがわからない」
「“お得感”はあっても、“ワクワク”感は提供できていない」
このようなことを感じたことはないでしょうか?従来のマーケティングの行き詰まりを打開するには、新しい視点や発想が必要となっています。
パーパス・ブランディング(※)の事例には、従来にはなかった新しい発想があることに気づかされます。それらの発想は、パーパスの有無にかかわらずマーケティングのさまざまな場面で広く応用できる可能性があると考えました。前編で私が仮説として提示した「進化した顧客志向」もその一つです。今回はその発想をひもときながら、日々の業務でも活用できそうな発想フレームの試案をご紹介します。
“社会”との接点にこそ、顧客志向のフロンティアがある
通常のマーケティング発想に“社会”の視点を組み込むことで、従来より一歩深く踏み込んだ形で顧客の幸せに役立つことができます。これを「進化した顧客志向」と名付けました。
“社会”の視点をマーケティングに組み入れること自体は、目新しいことではありません
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