【こどもの視点ラボ】好き嫌いの理由って!?こどもになって、初めてのもの、食べてみた
わが子は離乳食を作っても作っても食べてくれませんでした。丁寧に裏ごししてもダメ、市販のものもダメで「結局、作る意味あったかな?」と徒労感だけが残った離乳食期。その後も納豆ごはんとトマトとバナナくらいしかまともに食べてくれず、何でもパクパク食べる子をみるとうらやましさが募るばかり。なんで?やっぱり私の料理スキルが低いから?(泣)。
ということで今回は、なぜ好き嫌いをする子が多いのか?偏食はどうすれば直せるのかを、私、石田文子と2児のパパである古久保龍士が探っていきたいと思います。
まず訪れたのは、味覚センサや分析装置を使って「おいしさ」を科学的に可視化し、さまざまな味覚研究を行っている味香り戦略研究所。主席研究員の髙橋貴洋さんにお話を伺いました。
赤ちゃんは生まれる前から、胎内で「食」の学習をしていた!
石田:髙橋さん、よろしくお願いします。早速ですが、こどもの味覚は大人より3倍敏感だと聞いたことがあります。こどもの方が味蕾(みらい、舌にある味を感じる受容器)の数が多いから敏感なんだ、と。こどもがピーマンやニンジンなど苦味やクセのある野菜をあまり食べてくれないのは、それが原因なんでしょうか?
髙橋:昔はそういう話がありましたね。でもこどもの味蕾の数は、統計的に大人より優位というわけではないといわれています。ですから「3
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