〇人事部が果たすべき真の目的人事部門は従業員の管理や労務対応を担う部門だと考えられることが多いですが、真の役割はそれだけにとどまりません。本質的には、組織全体の業績向上に寄与することが求められる部門です。しかし、多くの企業では人事部が目の前の短期的な課題に追われ、本来注力すべき長期的な戦略や施策に時間を割くことができていないのが実情です。この結果、業績への直接的な貢献が見えづらくなり、時には経営陣や現場から「人事部の価値がわからない」といった声が上がることもあります。ピーター・ドラッカーが提唱した「マネジメントの基本」の中で、人事部のようなスタッフ部門が生産性を高めるには、具体的な目標設定と期限管理が必要不可欠であると述べています。たとえば、「従業員の行動を観察して課題を洗い出す」といった漠然とした目標ではなく、「次の3か月間で従業員のエンゲージメントスコアを改善するための施策を立案し、実施する」といった明確なゴールを設定する必要があります。このように目標を具体化することで、人事部は組織の成果に直結する業務に集中しやすくなります。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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