S&P500企業では、財務や経営戦略、あるいは実務部門を率いた経験を経た人物がCEOになることが多い。しかし最近は、サプライチェーンマネジメント(SCM)部門で高いポジションを経験した後、いきなりトップに抜擢されるケースがわずかながら増えている。これは、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻のような世界を揺るがす出来事が頻発し、企業がサプライチェーン問題に取り組まざるをえないからである。実際、筆者らが行った分析によると、コロナ禍ではSCM経験のあるCEOが率いる企業のほうが、そうでない企業よりも優れた業績を収めていることがわかった。
Source: ハーバード
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