2024年11月25日 雑記「炎上対応時の文章」

　ベンチャーと大企業で働くと、それぞれに動きやすいところと動きにくいところが見出せる。前者は風通しがよく意思決定も早い。メンバーが少ないので個人の裁量もかなり大きい。後者は何をするにも気にしなければならないことが多いのだが、予算や時間に縛られることが比較的少なく、動かせる額もふた桁は大きい（事業形態やフェーズにもよるが）。　ひとことで違いを表現するなら、ベンチャー寄りの言葉であれば「自由」、大企業寄りの言葉であれば「ちゃんとしている」といったところだろう。「ちゃんとしている」の中でも特に印象的だったのが、外部向けに出す文章のチェックがちゃんとしていることだ。技術者が書くテックブログの記事でも、本人のチェックリストを用いた確認作業はもちろん各部門のチェックが何重にも張り巡らされている。対して、アーリー期・ミドル期の企業では一社員がけっこう気軽に社外発信できてしまう。どちらが優れているとかではなく、それぞれのフェーズに適した運用がある、というわけだ。　2022年のANYCOLOR上場および翌年のカラー上場を経た現在、VTuberをマネタイズする企業には「アーリー期の企業」から「上場企業」まで様々あり、その中でもANYCOLORやカバーは「フェーズ移行した企業」でもある。PRチェックが機能している企業もそうでない企業も混在し、かつてまともにPRチェックなんてしていなかったがいまはしっかり

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