米国市場:24年11/18週の振返りと11/25週の予定
市場概況 先週のS&P500指数は、5,969.34と前週比+1.68%%で終了しました。NASDAQは19,003.65と前週比+1.73%で終了しました。 先々週後半にFRBのパウエル議長が11月の株価上昇に冷や水を浴びせましたが、先週の市場は再び上昇に転じました。ボラティリティ指数(VIX)は低下し、10年物国債利回りも月中ピークと比較してわずかに低下しました。S&P 500は上昇を続け、2024年の予想EPS240.09ドルの25倍弱、2025年比では21.7倍となっており、ピーク時からは若干低下したものの、依然として高いPER(株価収益率)となっています。CNN Fear &Greed IndexもGreedとなっており、先々週の下げ分を幾分か戻したにもかかわらず、S&P 500の相対力指数(RSI)は70をわずかに超える水準にとどまっており、買われ過ぎの状況には至っていません。 2025年の予想EPSは10月からほとんど変化しておらず、トランプ氏の勝利後のS&P 500の上昇率には追い付いていません。このため、PERのマルチプルエクスパンション(株価収益率の上昇)が起こり始めていると考えられますが、これを正当化できるような指標はまだ見当たらず、11月4日以降の株価ラリーが続いていますが、この上昇の持続性についてはやや不安な見方も出
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