これまで、システム構築、システム支援に関わるテーマで、45回に渡り、IT部門の役割変革からそこに関わる人材の在り方まで、受託後のアフター作業関連を中心に、多面的に考察を行ってきました。今回は、全ての始まりである「商談受託」という側面から考察したいと思います。トラブルの発生の「芽」は、商談受託時点から始まっているといっても過言ではないからです。本稿では、「顧客(エンドユーザ)直受託の場合」や「大手ベンダーからの2次請負受託」といった両面を意識しつつ、受託を専業とする「中小のソフトハウス系 」で起こりそうな事象を軸に考察します。一般的に、作成請負(SI) プロジェクトにおける統制の在り方、やり方については、既に各種の手法、技法が規定されており、基本的な取り組み方、仕組みについては確立しています。にもかかわらず、未だに根絶できないトラブルの要因がどこにあるのか、「商談段階」に起点を置いて考察したいと思います。まずは、「トラブル発生要因」ということから始めたいと思います。第1回の本稿では、「顧客との交渉面」と、「社内マネジメント面」の2つの観点から考察していきたいと思います。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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