はじめにTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は2021年に立ち上げられ、企業の自然(生物多様性)に関する取り組みを評価・開示するための国際的な枠組で、加盟を表明した企業はTNFDに準拠した企業報告書を求められる。TNFDの前身で2017年に発表されたTCFD(気候関連財務開示タスクフォース)と比較すると、CO2以外の自然や生態系に対しての影響 (この記事では「ネイチャーポジティブ」または「包括的環境影響」と呼ぶ)も考えることが目的である。そもそもなぜCO2以外の自然や生態系を企業が気にしないといけないのかという問いに対しては、地球上に生息するといわれている約870万種の生物種のうち年間4万種が絶滅し、さらに近年絶滅スピードが年々早まっているため、このままのペースだと残り200年ほどで地球上の全生物種が絶滅するスピード感になっていることが挙げられる。特に人間の経済活動のインパクトの大きさを考えると、企業が自然や生態系への影響を無視することはもはや不可能といえる。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
TNFDを企業報告書に採用する際に注意すべきこと9選
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