「カブアンド」という事業の本質は何か考えてみた。
前澤さんの満を持しての起業という点で注目を集める「カブアンド」。SNS界隈でも既に賛否を巻き起こしている。前澤さんの発信でも再三出てきているように「カブアンド」社の最大の目的は非公開株をサービス利用者が貰えるようにすることで非公開株の保有者を増やし、日本での非公開株への関心を高めて「一億総株主社会の実現」となっている。これは企業としては異例のことで、通常企業はその提供サービスを通して社会的価値を生み出し対価としてユーザーから報酬を受け取ることによって経済活動を成り立たせている。なので企業は基本的には「サービスを通じて生み出す価値」にフォーカスをしてサービスそのものを磨き上げ、それをマーケティング、セールスを駆使して拡大させていく。今回は前澤さん自身も「ポイントの代わりにカブアンドでは株をユーザーに配る」と言っている通り、サービスに付帯する特典を企業の目的に据えている。つまりマーケティングやカスタマーエンゲージメントの手法が目的になっている会社ということになる。だからこそレッドオーシャンで一定市場があるところに参入を決めていることは矛盾しない。逆に現時点でサービスの内容については参入市場以外全く語られていない。誤解を恐れずに言えば「おまけ」の話だけに終始して商品の話が全く語られていない。だからこそ個人的にはマーケティング手法として今回の挑戦がどういった評価になるかは非常に興味があるし
コメント