忙しい採用担当者が陥りがちな「楽な採用」の落とし穴 実は「電話」も効果的?候補者のアクションを起こすポイント
2025年に出版予定の書籍『図解 採用入門 「理論と実践」100のツボ(仮)』。その出版を前に、坪谷邦生氏と秋山紘樹氏が、人事のプロである曽和利光氏と入社寄与率を上げるポイントを探ります。本記事では、採用活動における「戦略・戦術・戦闘」の3要素を解説。忙しい採用担当者が陥りがちな「楽な採用」の落とし穴について語りました。
リクルートは300人採用に30人担当をつける
坪谷邦生氏(以下、坪谷):来年『図解 採用入門 「理論と実践」100のツボ(仮)』という書籍を出すにあたり、まずは採用の全体像というテーマで、曽和さんにお話をうかがいたいと思います。曽和さんがおられたリクルートでは、どんな採用活動を行われていたんでしょうか?曽和利光氏(以下、曽和):リクルートの採用は、江副(浩正)さんの思いから始まったところが大きいんですけれども、まず「どれぐらい採用担当者を置くか」みたいなテーマってあるじゃないですか。もちろんやり方によってぜんぜん違うんですけど。新卒でも中途でも、だいたい年間20人採用する時に、フルタイム換算でフロントの人数が1人なら、けっこうリソースをかけているほうなんですね。これは実際にやりとりしたり面接する人数で、アウトソースはちょっと置いておく感じです。よくあるのは0.3×3人ぐらいで、他の会社を見ていても20人に1人ぐらいですが、リクルートはだいたい10人に1人なん
コメント