読んで終わりの"もったいない読書”をやめるには 「すごかった」という感想しか残らない「費用で終わる読書」の問題点
日本最大のビジネススクール「グロービス経営大学院」が、ビジネスパーソンに向けて、予測不能な時代に活躍するチャンスを掴むヒントを配信するVoicyチャンネル『ちょっと差がつくビジネスサプリ』。今回は、読むだけで終わりにせず「資産」に変えるコツをお伝えします。■音声コンテンツはこちら
“読んで終わり”になってしまいがちな読書
本山裕輔氏:毎週火曜日はお薦めのビジネス書を紹介しているんですが、今回は「読書に対する向き合い方」についてご紹介いたします。今回は、「費用で終わる読書」と「資産に変わる読書」というテーマでお話ししていきます。まず、「費用」と「資産」という言葉について、少し整理をしておきます。まず、「費用」は、すでに出ていったお金を意味しています。例えばパンを作るのに必要な材料みたいな感じで、1回使ったらおしまいのものが費用です。一方の「資産」は、収益を上げるために継続的に使われるものを意味しています。例えば、工場のように収益の基となる商品を継続的に作ってくれる存在です。この話は、実はビジネススキルを学ぶという学び方の話にも当てはまります。例えば、100万円を払ってプログラミングの教室に通ったとします。もし身に付けたプログラミングスキルを使って給料を継続的に稼げれば、そのプログラミングスキルは立派な資産だと言えます。逆に、苦労して身に付けたスキルをまったく使うことがなければ、
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