高齢者介護において、要介護者のコンディションを日々把握することは、家族にとって重要な課題です。特に認知症が進行すると、表情筋が衰え、会話も減少し、要介護者が感情や状態を表現するのが難しくなります。家族が一生懸命お世話をしても、要介護者が無言であることが多く、これが介護者のストレスをさらに増幅させる一因にもなっています。「少しでも『ありがとう』の一言があれば救われるのに」という声も多く聞かれるのが現状です。本研究は、要介護者のためだけでなく、家族のそのような想いに応えたいという気持ちからスタートしました。コンディションの可視化により、介護者のストレス軽減に役立つだけでなく、適切な介護対応の実施や生活の質の向上、さらには介護現場全体の負担軽減も期待されたスタートでした。しかし、要介護者の状態は日々変化し、一瞬の表情や感情からその時のコンディションを総合的に把握するのは容易ではありません。研究に活用する技術要素続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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