どれだけ頑張ればいいのか?
自分の乏しい社会生活を振り返ってみても、大した努力もせずに相手から喜んでもらえることもあるし、かなり頑張ったつもりなのに不満を持たれることもあった。 世の中、色んな人がいる、ということで済ませてきたんだけど、生きることをビジネスと捉えると、やはり不満は最小限に減らした方がいいだろう。 そこでマーケティングにおける顧客満足度という概念について調べて見たんだけど、心に刺さらない。 顧客を対象としたアンケート調査により満足度を数値化して、低い満足度を高めるように製品・サービスを改良していくわけだけど、どこまで顧客のニーズを満足させれば良いのか限界が分からなければ管理不可能と思うんだな。 スピノザの言う真理とは、真の原因を見いだすことであり、真の原因とは他の可能性を生じさせない必然として結果を産み出すものである。 すると仕事量は顧客満足の真の原因ではないことが分かる。いくら仕事量を増やしても不満を持つ顧客もいるからだ。 顧客満足の真の原因は、顧客の期待値を上回る仕事量である。その場合は、必然的に顧客は満足する。顧客自身の期待を上回っているからだ。 そういう意味では、顧客満足度(CS)より顧客感動(CD)の方が顧客満足の本質的原因を捉えているように思う。 ただ、その場合でも顧客の期待値が不安定でバラツキがあるなら顧客満足度と同じことである。 だけど顧客満足はコントロールできないが、顧客の期
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