適合力と適応力。どちらもとても大事な力だ。この2つは一文字違いで似ているように見えるが、実は全く異なるベクトルの能力であり、この2つの力をどのようにバランスさせていくかが個々の力を高めていくこと以上に重要となる。私の定義では、「適合力」とはある環境やルールの中で自分のパフォーマンスを高めていく力のことだ。例えば、Aさんが保険営業でトップの成績を上げている人だとする。Aさんは、保険業界特有の用語や、商品販売のルール、顧客へ説明が必要となる事項には当然精通しているだろうし、その上で誰よりも多くの保険を顧客へ販売するための所作を身に付けているはずだ。「保険営業」という職種に求められる条件に限りなく「適合」しているからこそ、トップの営業として君臨している。一方で「適応力」とは、環境の変化に対応している力である。先ほどのAさんを取り上げるならば、仮にAさんの営業力が評価されて、とあるSaaS企業でプロダクトを売る仕事に転職したとして、Aさんが新たな環境に対応していく際に求められるのが「適応力」だ。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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