──牧口征弘さん、思考の豊かさってどういうものなのでしょう?
この連載は、2023年にウェブ電通報が「10周年」を迎えたことにちなみ、「10」人「10」色というテーマのもとで、すてきなコンテンツを提供したい、という編集者の思いつきからスタートしたものだ。「10」つながりの企画ではあるものの、大きく出るのであれば「ダイバーシティ(多様性)」をテーマとした連載、ということになる。
思考に耽(ふけ)りたいとき、アイデアをひねり出そうとするとき、ひとには、そのひとならではの「お伴」(=なくてはならないアイテム)が必要だ。名探偵シャーロック・ホームズの場合でいうなら、愛用の「パイプ」と「バイオリン」ということになるだろう。
この連載は、そうした「私だけの、思考のお伴」をさまざまな方にご紹介いただくものだ。あのひとの“意外な素顔”を楽しみつつ、「思考することへの思考」を巡らせていただけたら、と願っている。
(ウェブ電通報 編集部)
第10回のゲストは、アドミュージアム東京館長 牧口征弘氏
──本連載も、回を重ねること、10回。「十人十色」と銘打つからには、最低限10人の方にご登場いただかないと「企画倒れ」になってしまうぞ、という思いがあっただけに、編集者としてはホッと一安心という気持ちでいます。牧口さん、本日はよろしくお願いいたします。
牧口:よろしくお願いします。
──改
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