<”センスメイキング” 対談シリーズ最終回Vol4>センスメイキングの課題と未来
インタビュアー:今回は、センスメイキング対談シリーズ全4回の最終回です。センスメイキングの課題と未来についてお二人にお話を伺いたいと思います。まず、センスメイキングの課題について、どのような点が挙げられるのでしょうか?狩野:そうですね、一番大きな課題は「バイアス」かなと思います。センスメイキングって、どうしても自分の知識や経験に基づいて行うので、知らず知らずのうちに自分の見方に偏ってしまうことがあるんです。例えば、ある出来事を自分のフィルターで意味づけしてしまって、そのまま誤った方向に進んでしまうことって結構ありますよね。インタビュアー:なるほど。バイアスがあるからこそ、柔軟な対応や方向転換が重要だということですね。狩野:その通りです。なのでプロセスを一度で終わらせるのではなく、ループを回し続けるんですよね。インタビュアー:でも、すべてが曖昧な中で進めるのは難しいですよね?手塚:確かにそうですね、特に調べれば分かることについては、ちゃんと調べるべきだと思います。分からない部分については、センスメイキングが有効ですが、まずはできる限りの調査や分析をして、それでも曖昧なところに対してセンスメイキングを活用するのが理想的ですね。そうすることで、リスクを減らしながら進めることができます。狩野:最初から正解が分からなくても、進んでいく中で正しい方向に修正していけますしね。インタビュアー:興味
コメント