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知財マネージャーの役割

  スポーツでもなんでもそうだが、戦い始める前に戦力を知ることが重要である。幾たびも引用されている、「彼を知り己を知れば、百戦殆うからず(『孫子』某攻篇)」と言う諺にある通りだ。実現したい理想の姿を知っておくことは大事だが、一方で戦力を度外視してないものねだりの計画を立てても頓挫する。  特許担当者には常に「最高の特許を取れ」と言い続けよう。一方で知財マネージャーは、いつか取れると信じている「強い特許」さえあれば、こんな理想的な知財戦略が実現できる、と妄想し続けても、それはないものねだりになる。  戦力とは、保有している特許、出願中の特許、出願準備中の特許のみならず、それに関わっている発明者、特許技術者、代理人などのいわゆる経営資源である。その強さは、これらの内部資源自体が持つ強さだけでなく、社会情勢、技術トレンド、競合関係などの経営環境(外部環境)にも左右される。  「当社の戦力は、この業界でどのレベルにあるのだろうか? その強み・弱みは何で、どうすれば優位に戦えるだろうか?」 知財マネージャーの第一の問いは、この辺から始まるべきかもしれない。知財スタッフの誰それ君が進めている「期待の特許」の審査状況や拒絶対応の上手い下手に難癖をつけるのは、第一の問いの答えが見つかってから余興でやれば良い。  「この戦力をどう活かすか?」と言う考え方自体が、知財戦略の議論から欠落しているようにも

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