マキャベリが打ち出したシニカルな思想は、権力や成功を追求する方法として広く世の中に影響を与えてきた。しかし、近年の行動科学の研究によると、実際にはシニシズムがキャリアや収入、仕事の満足度に悪影響を与えるという。信頼や協力を重視する姿勢こそが成功のカギである一方、シニシズムは孤立を招き、職場の創造性や成果を損なうのだ。ただ、筆者の研究によると、シニシズムは修正可能で、適切な環境と習慣により克服できるという。本稿では、組織やリーダーがシニシズムを抑制し、チームに協力的な優位性をもたらすために何から始めればよいかを解説する。
Source: ハーバード
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