地域銀行・大手信用金庫の2025年春の新卒採用計画達成状況に地域格差が生じている。9月末時点で関東地区や近畿地区など都市圏を中心に計画を達成した機関が目立った一方で、東北地区や北陸地区では、計画未達の機関が相次いだ。都市部の大企業が夏季インターンシップを通じた青田買いに動いたことが影響。「このままではU・Iターン就職は選択肢として見向きしてもらえない」(北陸地区地方銀行)と危機感をあらわにする。本紙が実施した地域銀行・グループ95行、大手信用金庫(24年7月末の預金量上位50信金)への調査で明らかになった。9月末時点の採用計画数に対する充足状況について計画達成(「計画より大幅に多い」「計画より若干多い」「計画通り」)と回答した割合が最も高かったのは近畿地区。19先中15先(78%)が計画に到達した。みなと銀行や京都中央信用金庫、大阪シティ信用金庫は「計画より大幅に多い」と回答した。計画を達成した別の信金採用担当は「売り手市場で学生1人当たりの内定獲得社数は増加しているが、全国転勤を敬遠し信金を選ぶケースもある」とみる。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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