近年、企業倫理の重要性が増している。法令や規則を遵守しているかを問うコンプライアンスが言わば「白か黒か」の判断だとすれば、倫理は「白でも黒でもない」領域で難しい判断を迫られた際に立ち返るべきものである。自社の事業活動の責任のみならず、いまや環境保護や人権の尊重といった広範な社会的責任をも担うべき存在となったビジネスリーダーたちは、みずからの組織に倫理という判断軸をどのように組み込めばよいのか。倫理哲学者としてこれまで数々の組織に対し、倫理的な組織文化を根づかせる支援を行ってきたデイビッド・ロディン氏に聞く。
Source: ハーバード
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