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インパクトパフォーマンスは約98%が「期待通り」か「期待以上」?:インパクト測定の実際に迫る

インパクト投資に欠かすことができない要素の一つがインパクト測定です。しかし、投資先の企業が生み出したインパクトを測定することは必ずしも容易ではありません。厳密に測定しようとすればするほど、その難易度も増していくのが一般的です。厳密なインパクト測定の一例として、1980~90年代の米国における、自動車盗難時に車両の発見を手助けする無線送信機の普及がもたらした効果・影響について分析した研究論文があります。この無線送信機は、設置しているか否かが自動車の外見からは分からない(つまり、自動車を盗もうとする者から見て設置の有無が分からない)という特徴があります。この無線送信機の普及によって、無線送信機を設置している自動車だけでなく、設置していない自動車も含めて、全体として盗難減少に繋がったこと、そして犯罪の多い都市においては機器を設置した自動車が3台増えるごとに、年間1件の盗難減少効果があったことなどが推定されています(この装置は、設置した自動車だけでなく、設置していない自動車にも盗難防止の波及効果が及んでいるわけですが、こうした波及効果のことを経済学では「正の外部性」と呼びます)。この論文は米イェール大学の経済学者らが執筆したものですが、一本の学術論文にもなるくらい、インパクト測定というのは厳密さを追求しようとすると、高度な知見と手間暇を要するものであることが分かります。続きをみる
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