「北欧、暮らしの道具店」クラシコムの売上100億円規模をめざす中期成長戦略とは?
「北欧、暮らしの道具店」の運営などを手がけるクラシコムは、2027年7月期までに連結売上高を100億円規模に引き上げる。広告投資を現在の約2倍となる年間10億円程度まで増額し、売り上げ成長の再加速を図るという。
広告投資を強化し2027年7月期に連結売上高100億円規模をめざす(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
クラシコムでは現在、「北欧、暮らしの道具店」の新規購入者の獲得が鈍化していることが課題にあがっているという。一方で、購入者1人あたりの売上高は増加、ファッションD2C企業foufouの子会社化などを通じて売り上げは伸長している。また、全年代を対象としたエイジレスな「卒業のないブランド」であり、さまざまなコンテンツでユーザーと接点を持ち続けることにより、継続・復活購入者は安定して伸びているという。
新規購入者を伸ばすことができれば、さらなる売上成長が見込めるとして広告投資を強化する。効果的な組み合わせや、内容など広告投資のノウハウを積み上げ、3年間でその後のマーケティング戦略の土台作りりをめざすとしている。
新規獲得の鈍化が課題となっている(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
アプリダウンロード広告、Web広告、マス広告などマーケティング投資を拡大。2024年7月期は約4.5億円だった広告宣伝費を2027年7月期まで毎年約10億円程度に
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