「申し訳ありません、それはお客様ご自身でしていただくことになっております」

振り返って、先週は執行従事と情緒に目を向けて書くことが多かったわけですが、今週もまずちょっとそこに触れることから始めさせてください。一年ほど前だったでしょうか、執行管理権限と権威の違いについて述べている時期がありました。しばらくその話題からは離れていたわけですが、ここ数週「情緒を手懐ける」話し取り上げたことを承けて、また一言、「権威主義的なふるまいは組織（ライン）マネジメントには不要」だということに触れておきたいと思います。精確を期すなら「必須ではない」と書くべきなのですが、ここではあえて「不要」としておきます。権威主義的であるかどうかは手段に属することだと思います。目的は「良質な執行・業績の管理」でしょう。件の管理のために権威主義的なふるまいが有用であった例を知りません。極短期的に、瞬間的には数字は上がるかもしれませんが、すぐに「組織の崩壊」が始まるでしょう。そのような管理手段は有効、有意義ではないでしょう。執行・業務管理を担っている方々はご自身の振る舞いが権威に依存しないよう細心の注意を払いたいものです。自戒も含めて、記しておきます。さて、今日の本題。事業者には「（業務・執行）マニュアル」というものが必ず存在すると思います。中にはそれが「（業界の）法律に基づいている」ケースも少なくないと思います。一方で、そのルール・マニュアルに抵触してしまうことを顧客から求められることもしばし

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