相対的貧困が語られるとき、よく聞かれるのが「自己責任論」。この考えは、貧困に陥るのはその人が努力を怠ったからだ、といった見方に基づくもの。しかし、現実の社会では、貧困の原因はもっと複雑で、個人の努力だけではどうにもならない要因が多いのではと考えている。最近のSNSを見ていると、端的にいうと「ホームレスになるのも貧困から抜け出せないのも全て自己責任だ」といったコメントや、自己責任を強調する発言が目立つ。特に、困難な状況にある人々に対して「努力が足りない」「怠けているからだ」といった批判が繰り返され、そのたびに息苦しさを感じる。社会的な背景や複雑な要因を無視し、すべてを個人の責任に帰す風潮が強まっており、その冷たい視線に圧倒されるような感覚を覚える。一方で、そうした人々を支援しようとしている活動には、あまり注目が集まらない現実がある。SNS上でも、支援活動や寄付を呼びかける人たちの声は大きな影響力を持ちにくい。自己責任論が優勢な中で、支援する側が「甘やかしだ」と批判されたり、彼らの行動が広く拡散されることは少ないと感じる。この状況では、支援の輪が広がりにくく、真の解決に向けた取り組みが社会的に後押しされる機会が減ってしまうのでは。支援の重要性を訴える声が、社会全体でより影響力を持つような仕組みや風潮が必要だろう。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
スポンサーリンク
自己責任論では解決できない貧困の現実。構造的な問題と社会の役割を考える
最近の投稿
- 34歳年収1200万円商社マンが明かす「インド人の部下」のワークライフバランス…頻繁に有給を取る「意外なワケ」
- インドに「ブラック企業」は存在するのか、「労基署」との意外な関係は?…日本人には信じがたい「インド人の働く環境」
- 日銀「多角的レビュー」で言及した大規模緩和の功罪、「想定ほど効果出ず」副作用の“後始末”はこれから – 政策・マーケットラボ
- 【人気特集】ニチイ買収の水面下で動いた日本生命「海外新規出資3.4兆円」の深層、保険業界が作成中「ガイドライン」の中身 – 見逃し厳禁!編集部イチ推し 人気特集
- 「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書」との声も!投資初心者からベテランまでこぞって読んでいる「最強のマネー本」とは? – JUST KEEP BUYING
- 【人気店に学ぶ】働きたいレストランと「時給30ドル」でも人が辞めていく店の決定的な違い – 美食の教養
- 【現実を知らなすぎる】成長中の会社で口にすると「一発で評価が下がるグチ」・ワースト1 – ベンチャーの作法
- 東海道新幹線「60周年CM」はどうやって作られたか JR東海が明かした企画から完成までの一部始終 | 新幹線 | 東洋経済オンライン
- セブン-イレブンの顧客体験マーケティングとは?お客さんの心理を読み、行動を予測し、どんなコト体験を望むのかを常に考える
- OpenAI trained o1 and o3 to ‘think’ about its safety policy
コメント