企業変革やイノベーションには、新しいアイデアが不可欠である。にもかかわらず、そのようなアイデアは、ほとんどの組織で、最終的につぶされてしまうことが多い。リーダーシップ研究の権威であるジョン P. コッターによれば、我々はアイデアを生み出すことばかりに関心が向いており、アイデアを成就させることには比較的無関心であるという。これは一種の集団力学といえる。また彼は、反対派や懐疑派を翻意させ、アイデアに巻き込んでいくために、「ライフ・スキル」(日常のさまざまな問題に効果的かつ建設的に対処する能力)や人間の感情面の重要性を指摘する。コッターは、ブリティッシュコロンビア大学教授のローン A. ホワイトヘッドとの共同研究により、これら反対勢力を巻き込み、新しいアイデアへの支持を取りつける方法を見出した。これをまとめたのが最新著 Buy-in である。本インタビューでは、アイデアを推進・実現するための基本アプローチ、反対勢力が常套とする24種類の攻撃パターン、それへの対処法と5つの「べからず」など、この最新著のエッセンスについて紹介する。
Source: ハーバード
自分のアイデアを支持させる技術 – バックナンバー
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