アメリカ・シアトルの小さなコーヒー・ショップにすぎなかったスターバックスにイタリアのエスプレッソ・バールのエッセンスを持ち込み、そのコーヒーの品質と温かなサービス、徹底した顧客接点重視のブランディングにより、「カフェ=スターバックス」というカテゴリーを築き上げたのがハワード・シュルツである。世界じゅうを席巻するプレミアム・ブランドに育て上げたのち、会長職に退いたシュルツが、金融危機を契機にCEOに再び就任。それまでの順調な拡大から一転、逆回転を始めた同社に、大胆な改革を推し進めて新たな成長軌道に乗せつつある。急激に巻き起こった消費者行動の変化、クリーンなイメージの同社を襲ったレピュテーション・リスク、ソーシャル・メディアへの取り組み、株主価値、新製品、後継問題と多岐にわたるテーマについて、反省と展望を語った。
Source: ハーバード
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