有望な人材を次々にさまざまな機能部門や事業部に異動させ、さまざまな経験やスキルを積み重ねさせる流動性重視のリーダーシップ開発プログラムは、成功事例も多いが、弊害もある。たとえば、ある大手消費財メーカーでは、およそ16カ月に1回という頻繁な異動のために設計・生産・マーケティングなどのコア・プロセスがおろそかになり、高度な専門知識の蓄積が難しくなった。一方、マリオット・インターナショナルでは、世界に展開する事業の性格から、流動性をうまく活用して、幹部要員の人材プールをつくり上げている。この成否を分けたものは何か。自社の事情をよく見極め、それに戦略をマッチさせたことである。人材育成のニーズに対応した流動性の種類、対象者、頻度などを特定し、必要なデータ(人事データのみならず、財務データや営業データも)を適切に分析したうえで意思決定することが重要なのだ。
Source: ハーバード
スポンサーリンク
流動性がキャリア戦略のカギ – バックナンバー
最近の投稿
- 【Endeavor Article】ラテンアメリカと南アフリカ、大陸を超えた2つのFintech企業による、新しい起業家間の提携の形
- Webマーケティングの種類とは?全14手法を目的別に解説【図解付き】
- 【SHIFT グロース・キャピタル】代表交代のお知らせ
- CRM設計とは?重要な理由と設計の全体像を7つのステップで解説
- モーメントに合わせたソリューション活用で、 TimeTree のキャンペーン効果を最大化。TikTok「シーズナルパッケージ」の鍵
- デニムティアーズの デジタル製品パスポート 戦略、偽造品対策と顧客体験の向上
- 優れた若手映像プロデューサーなど表彰「JAC AWARD 2024」各グランプリ決まる
- 人気シェフが語る「LinkedIn」の実は侮れない威力 日本への進出や海外ホテル招待などに繋がった | キッチンの女王と呼ばないで | 東洋経済オンライン
- 地方やリモートでも個人が活躍できる「ラクスム人材紹介エージェント」が活動エリア拡大~ 副業 …
- 経営陣と社員の視座を合わせる社内の取り組み_ChatGPT4o
コメント