毎年、30才前後の自治体職員を対象とした政策提案研修のクラス講師を務めています。政策形成過程で、「現状」と「目標」のギャップが「問題」であることを説明しますが、たいてい、受講者は現状と問題がごちゃごちゃになってしまいます。現状を問題と捉えてしまうのです。マイナス面の現状ばかりピックアップしてしまいます。私は「現状は事実なので、強みも現状です。現状で持っている強みを活かしきれていないとしたら、そのギャップが問題になります。」と説明します。現状の弱みばかりに目を向けてしまうのは、なぜなのでしょうか。要因の一つとして、「目標への意識の弱さ」があります。目標を達成するためには、現状にあるものをかき集めて総動員する必要があります。弱みを改善すれば何とかなると考えているとすると、目標の水準が低いか目標の理解が乏しい可能性があります。適切な目標を達成するためには、強みに着目する必要があるでしょう。これは、個人に関しても当てはまるのではないでしょうか。個人がめざす姿に近づくためにも、弱みを改善するだけでなく、強みに着目して、それを活かし、伸ばす必要があるでしょう。自戒を込めてですが、弱みに着目してしまいがちだからこそ、強みを意識して、目標達成に役立てていきたいです。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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なぜ弱みに目を向けてしまうのか
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