今年のパリ五輪で記録更新が起きたのは、トラックの上だけではない。
大会の資金源となっているのは主にメディアの放映権収入だが、商業スポンサー収入も増加傾向にある。オリンピックのムーブメントに乗っかりたいと思うブランドが増え、有利な広告条件がスポンサー契約の価値を高めるなか、オリンピックは4年に一度のイベント開催のために以前にも増してスポンサーの資金に依存するようになっている。
調査会社アンペアアナリシス(Ampere Analysis)によると、国際オリンピック委員会(IOC)は今年のスポンサー収入目標を13億4000万ドル(約1940.9億円)とした。これは3年前の東京大会よりも60%も高い。また商業スポンサーからの収入も、メディア権販売からの収入の10倍の速さで伸びている。IOCは本記事掲載時点でコメントの要請に応じなかった。
アンペアアナリシスのスポンサーシップリサーチャーであるクロエ・ン=トリケ氏は、「新たな市場で消費者にリーチし、既存のテリトリーでのプレゼンスを強化することを目指して、ブランド構築の目標をサポートするためにスポーツイベントを活用するグローバル企業が増えている」と、リサーチノートで述べている。続きを読む
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