新CEO 佐野傑氏に聞く dentsu Japanが取り組む変革。真の「Integrated Growth Partner」へ
※この記事は、2024年5月17日「日経ビジネス電子版SPECIAL」で公開されたコンテンツを一部編集し、掲載しています。
「広告の雄」と言われた電通が、ビジネスモデルを大きく変革している。dentsu Japanのグループ約150社、2万3000人の専門知識とノウハウを最大限に生かし、顧客企業の成長に寄与するパートナーとなるべく、事業領域の拡大と充実を図っている。これまでの広告・マーケティング領域の進化とともに、経営、人財、組織、事業など、企業活動全般をカバーするコンサルティング事業を拡張させ、その統合力で大きな飛躍を目指す。今年1月にCEOに就任した佐野傑氏に、その狙いと成長戦略を聞いた。
(聞き手 日経ビジネス発行人 松井健)
企業と社会の「成長」と「活力」を、ともにつくり出す存在へ
広告領域にとどまらずに
事業領域を拡大
電通がビジネスモデルを拡張しようとしている。看板を「広告・マーケティング会社」から「Integrated Growth Partner(IGP)」に掛け替え、「企業の成長」を統合的に支援している。
広告コミュニケーションで培ってきた「人の心を動かす力」を強みに、経営、人財、組織、事業を含む企業活動全般を支援。戦略を立案
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