多くの組織はこれまで、失敗から体系的に学ぶ努力をしてこなかった。しかし、不確実性が高く、変化の激しいいまの時代には、失敗を避けて通ることは不可能である。その事実を直視すると共に、失敗を成功に近づくための「実験」と見なして、いかに役立てていくかという積極的な発想をしていく必要がある。試行錯誤を通して有益な教訓を得るためには、「知的な失敗」を設計することが欠かせない。知的な失敗は合理性やセーフティ・ネットの観点から、新規事業の開拓や新製品開発などの新しい試みを支援する。失敗から得た教訓を組織全体で共有していけば、俊敏に動き果敢にリスクが取れるようになる。本稿では、マイクロソフト、3M、グーグルなどの事例と共に、組織が知的な失敗を設計し有効に活用していくための7つの原則を紹介する。
Source: ハーバード
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